2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏風邪さんとレモンサワー

熱である。体温計など常備していないので正確に何度なのかも分からず、ただただ野戦病院のようなこの散らかった部屋に臥せっている。いや野戦病院の方がマシか。 思い出すのは幼稚園、小学校、それから高2の時に患った腸閉塞の入院期。要は下のトンネルの開…

映画とか人類愛とかのユルイ雑感

色々なコンテンツを回遊する中で、最近はSFに行き着くことが多い。何かの雑誌で柴田元幸さんが「時代は人間に興味がなくなった」的なこと言っていたけれど、自分の中でもそういう部分があるのかもしれない。もう人生の正解とか、人同士どうあるべき、みたい…

僕は村上春樹になれない

今日18時ごろ渋谷を歩いていたら20代前半〜半ばくらいの男二人が突然「この辺でオススメの居酒屋ってあります?」と話しかけてきた。正直「調べれば?」と思ったけれど地方からの旅行者の可能性もあるなと考え、だったら気のいい村人Bを演じてやらないでもな…

嘘の温度

今読んでいる雑誌、STUDIO VOICE vol.412の中にあるノンフィクション作家の藤井誠二さんの言葉が示唆に富んでいるなと思ったので引用します。ちょっと長いですが。 インタビューって非日常的な行為だから、相手も慎重に言葉を選んで、自分の内面を見つめなが…

太宰治FUCK

生活が破綻しているということをファッションにしてしまった、それが太宰治の犯した大きな大きな罪であります。僕は全然部屋が片付かない酒がやめられない公共料金が払えず排水溝は詰まったままだ。それでも文章を書いている。なんだこれじゃまるで文豪気取…

可愛い女の子可愛いって言ってるだけなのはつまらないよね

可愛い女の子が嫌い。嘘。大好き。でも女の子が可愛いということだけで盛り上がっている状態はマジで嫌い。女の子に罪はないけどね。かといって男社会だなんだと言い切れるほど、女性も無関係ではないと思う。 僕はジェンダーとかにめちゃめちゃ関心があると…

紙の雑誌は異国の街

最近雑誌欲がものすごい。もともと書籍を前にすると節約中枢が麻痺してしまうので本の衝動買いなんてのは今に始まった事ではないのだけれど、雑誌はまずい。なぜなら女性誌とか、サブカルっぽいファッション誌とか、自分に直接関係のない情報まで綺麗に見え…

長岡花火と馬鹿ラムネ

長岡花火、めちゃめちゃ綺麗だな、感動した。というのは嘘で、相変わらずキンキンの冷蔵庫みたいな部屋の中で読んだり書いたりをしている。長岡花火はtwitterのタイムラインに流れてきた写真を見ただけ。みんな撮るのが上手いから、というのを差っ引いても、…

ハルキ・ブーム、再び。

ひっさしぶりに村上春樹を読んでる。『レキシントンの幽霊』。つくづくこの人はストイックなんだな、昔はその簡素な文体についてどんな感想を持っていたか忘れてしまったけれど、本当に難しいことをやっているんだなと今は思う。フラットに、過不足ない情報…

死ぬんじゃないよ

つくることの原動力に欠落があるというのは、残念ながら、おそらく正しい。それはつくる人が常に欠落者であることの不幸、というより、単純に、安易なストーリーが事実に即してしまっていることへのある種のがっかり感、みたいな話。僕にしたって言葉につい…

舌から入れる虹

久しぶりにうまいものを食べた。西荻窪のバーで、深夜12時以降に行くと食べられるパスタ。ここんところスーパーの惣菜かコンビニのおにぎりばかりだったから、世界が少し、色を取り戻した気分。ビールとお通しも合わせて、2000円近くなってしまったけれど。 …